個々のECサイトでのコミュニケーション機能のTo-Beを考える。
タイのバンコクで越境ECのコンサルティングを行っています。今日は個々のECサイトでのコミュニケーション機能のTo-Beを考えてみます。大手ECサイトである、楽天やAmazonでは商品レビューというかたちでユーザがコミュニケーションを取れる様になっており、購入前にユーザがレビューをチェックして、購入するかどうかを判断すると言ったことが行われています。
大量の会員ユーザが存在する場合、このレビュー機能はある種の自浄作用を持つ事ができますが、個々のECサイトでこの機能を実装しているオンラインショッピングサイトを見ると、かなりの確率で商品を絶賛しているレビューコメントに出くわします。一種のステマ(ステルスマーケティング)の様な感覚で運営者側が記載していそうな雰囲気の記事が多く、あまり見ていて参考にならない場合が多いです。反対にステマレビューが氾濫している様なサイトは胡散臭さを感じることの方が多く、購入の妨げになっているのではと危惧する事があります。
私が考える個々の越境ecサイトでのユーザとのコミュニケーションですが、まずは一方的なものから開始とするのですが、最終的には双方向を目指すべきだと考えています。具体的にどの様なものかといいますと、商品の使い方や使用前、使用後の変化等を写真や動画を使ってご紹介する様なものです。この紹介記事や動画に対して質問を受付けて、運営者側でのユーザからの書き込みに反応していくというやり方です。
この方法を取り入れているサイトはコミュニケーションが自然で読んでいて
無理がなく、胡散臭さを感じることがありません。ユーザの反応はごくごく自然なものから、こういう疑問を持つ場合もあるのかと勉強になる場合も含めて多種多様なのですが、双方向になる様に持っていくことが大切だと感じています。