タイやマレーシアでのソーシャルログインのメリットとデメリット
タイやマレーシアでのeコマースサイトの構築において、ソーシャルログインのメリットとデメリットについて記載したいと思います。
タイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールで一番利用されているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)はfbです。日本と比較して、TwitterやGoogle+はあまり利用者が多くありません。ですので、fbログインを実装した場合のメリットとデメリットについて考えます。
ECサイトを運営する人にとって悩みの種なのは、会員登録時の情報入力の多さが途中での離脱につながってしまうという事でした。特にスマホの利用者にとって、小さい画面の中で文字の入力は苦痛です。しかし商品をお届けするためには住所、氏名、メールアドレスは必須です。Tabletの利用者であれば、それほどPCの画面と変わらないレイアウトで入力フォームを見れるのですが、iPhoneやAndroidの5インチ画面ではどうしても指でタッチして入力して、次に進むと言った作業は煩雑に感じてしまいます。
この様な会員登録の入力の煩雑さを解消する方法の一つがソーシャルログインです。実際、fbでは住所、氏名、メールアドレスという必須項目を取得する事ができます。
他にもメリットとして、①パスワードを覚える必要がない、②氏名、性別、血液型、誕生日、メールアドレス、住所(市区町村まで)、写真、
興味・関心、職歴、学歴、地域等の情報も取得できる、③連携機能を使用して、ユーザのfbページにお店の広告を表示できると言ったメリットが存在します。
デメリットとしては、①fb側のAPIの仕様が変更された場合に影響を受ける可能性がある、②導入コストが発生すると言ったデメリットが存在しますが、ユーザ側のデメリットというよりは運営者側のデメリットでして、ユーザオリエンタルな考え方で行くと導入のメリットの方が強い結果となります。
弊社の経験からしても、fbソーシャルログイン機能は会員を増やす施策として効果が期待できます。既に弊社がご提供するECサイトにはこの機能が実装済ですので、お客様にはご利用頂く方向でご提案しております。